薬剤科

診療科・部門のご紹介

私たち病院薬剤師は、病院の中で使われる「薬」について、患者様にとって最も安全で効果的に使用されるよう関わっています。
患者様のお薬が適正に使用されているのか確認しながら調剤し、副作用が出ていないのか確実に服用できているのかなど他の医療スタッフと薬学的な観点から意見交換しながら連携を取っています。そしてベットサイドまで出向き入院から退院まで患者様に服薬指導を行い、お薬に関する相談に乗ったりしています。またチーム医療の一員としてICT委員会、NST委員会、医療安全委員会などに参加し、薬学的知識を役立てるべく奮闘しています。患者様には見えない所でも、医薬品の管理や医薬品情報提供など行っております。
薬を通じ患者様が安心して医療を受けられるよう日々取り組んでおりますので、お薬のことは何でもご相談してください。

ジェネリック医薬品について

新薬 (先発医薬品) の特許が切れたあとに販売されるお薬のことを“ジェネリック医薬品”いいます。薬が発売されるまでには厚生労働省が定める厳しい品質基準をクリアする必要がありますが、ジェネリック医薬品は使用実績のある有効成分を使って効率よく開発・製造されるため新薬より低価格を実現することができます。先発医薬品と同じ有効成分、効能効果、用法用量でなくてはなりませんが、それ以外の部分に関しては製造するメーカーによって改良することができるため、粒を小さくしたり、口の中で溶けるようにしたりと、優しさの工夫を加えることができます。

医療の高度化や高齢化によって医療費が膨れ上がっている今、ジェネリック医薬品を選択することは高い充実度を誇る日本の国民皆保険制度を維持していくための一つの節約法になり得ます。

患者様の負担軽減と利便性の向上のため、国の医療費を削減するためにも、当院ではジェネリック医薬品を積極的に採用していきます。